令和6年6月5日、幸手市議会は第2回定例会を開催し、様々な議題について議論が行われた。
特に、ふるさと納税に関する質疑が多く、高野 優一議員は納税促進の重要性を強調した。
彼の質問に対し、総合政策部長の春田 松司氏は、昨年度の寄附額が約40%増加したことを報告した。
また、まあ寄附金の拡大には、ふるさと納税制度の活用が必須であるとの見解を示した。
続いて、多面的機能支払制度についての発言があり、兼業農家である高野議員が制度の重要性を述べ、市の対応について質問した。
建設経済部長の丸山 淳一氏は、本制度が地域資源の管理と農業の維持に寄与することを説明した。
40%の農地維持が求められ、実際の取り組み状況について具体例を挙げながら回答した。
防災行政無線の設置状況についても質疑があり、市民生活部長の金子 信作氏が、設置数108箇所での課題を報告。
だが、聞こえにくいとの市民からの声に対し、対策が講じられていることも伝えた。さらに、移動スーパーについての要望があった。特に、幸手駅周辺の高齢者からの声が多く寄せられており、今後の改善が期待される。
また、市内循環バス路線の問題も議論され、必要性が確認された。市民からの要望に基づいて、新たな運行ルートの検討が進められ、利便性向上が期待される。
そして、地域おこし事業においては、若者の流入が昨年879人と報告され、今後の具体的な施策も検討されている。
農業振興だけでなく、幅広い分野での地域おこし協力隊の必要性が議論され、市のサポートを通じて新たな担い手の育成が期待されている。
コストコの出店についても、導入に向けた市長の熱意が表明されたが、具体的な進捗はまだ定かではない。幸手市の各事業が進む中、地域の活性化への期待が高まる会議となった。