令和3年2月22日、幸手市議会は令和3年第1回定例会を開催した。
本会議は、主に予算案の審議を議題としており、全議案の内容を詳しく説明することとなった。
木村純夫市長は開会に際し、議会に提出する21件の議案や、令和3年度の一般会計予算を重点的に報告した。これに続き、各部長が詳細な議案説明を行った。
総務部長の木村卓朗氏は、「議案第2号」から「議案第22号」までの条例改正や予算補正について説明した。特に、「幸手市職員の特殊勤務手当」に関する特例を示し、新型コロナウイルス感染症への対応として、一定の条件を満たした職員に1,000円、長時間の従事には1,500円の手当を支給することが強調された。
次に、健康福祉部長の小林秀樹氏が「議案第3号」から「議案第8号」にかけて、心身障害者医療費助成に関する改正案について詳細を説明した。
具体的には、医療保険制度の見直しに伴う新たな手続きが必要とされる点が話題になり、今後のスムーズな運営に期待が寄せられている。
さらに、財政計画も議題にあがり、特に令和3年度の一般会計予算は154億1,000万円で、前年比3億9,000万円(2.5%)の減となる見込みが報告された。市長は「新型コロナウイルスの影響で依存財源が増える中、貴重な資源を適切に配分し、持続可能な財政運営を行う必要がある」と述べ、今後の施策に意欲を示した。
また、水道部長の金子勝彦氏は、新年度の水道事業及び公共下水道事業の管理体制について報告し、健全な水道サービスを維持するため、対応策を提案した。さらに、「国庫補助金の活用」で持続可能なインフラ整備を進めていくことで、地域の水環境も守っていく方針を示した。
最後に、一般質問の日程について議長の宮杉勝男議員よりアナウンスがあり、今後の市政運営への市民の意見を伺う充実した議会運営が期待される。