令和2年第2回幸手市議会定例会が6月2日に開催され、議員たちが新型コロナウイルスに関する質問を行った。
特に四本奈緒美議員は、新型コロナウイルスによる学校の臨時休業に伴う市の対応について質問した。
彼女は「医療従事者への感謝とともに、子どもたちの学習支援も重要である」と強調した。
教育長の山西実氏は、臨時休業中には、各学校で学習プリントやオンライン学習を提供し、児童・生徒の学習意欲を高める取り組みを行ったと述べた。さらに、学校再開後は新しい生活様式の導入に向けた施策を講じていく推移を説明した。
また、議会ではGIGAスクール構想についても議論された。
市長の木村純夫氏は、具体的な政策として1人1台のデバイス配布やネットワークの整備が行われることを説明した。その上で、「デジタル教育の重要性が増している」とし、新型コロナウイルスの影響もあって、迅速にデジタル環境を整備するとの考えを示した。
さらに、小学校でのオンライン授業に対する取り組みや、児童への支援体制についても触れた。
四本議員は質問の最後に、テクノロジーを活用した教育の促進と、子どもたちの心のケアも重要であると訴えた。
特に新型コロナウイルス対策として、市内の教育施設や福祉施設への支援が強調された。市は、特別定額給付金の支給や、医療従事者への支援政策を打ち出し、地域経済を支える対策に力を入れる方針を示した。
さらに、新型コロナウイルスの影響を受けた市民や事業者へのサポートを強化するため、来年度の予算案には多様な施策が盛り込まれる見込みであることも発表された。