令和5年6月2日、幸手市議会の第2回定例会が開催された。
質問では、芦葉 弘志議員が子育て支援について取り上げた。具体的には、子ども医療費への助成拡大を求めるもので、公明党は高校3年生までの無償化を目指す政策を提案していることが紹介された。隣接する久喜市や春日部市との比較を通じて、幸手市の対応の遅れが浮き彫りにされており、県内63市町村の実態も示された。
続いて、坂本達夫議員が交通の便の向上について質問した。彼は、特に高齢者と障害者が利用できる公共交通機関の必要性を指摘した。エリアを跨ぐトータルな交通施策の実施を求め、市内循環バスの運行状況を詳述した。市が公共交通の改善に向けて、民間交通業者と連携する必要性も訴えられた。
その後、藤沼 貢議員は幸手市を特集した番組について言及した。市が「消滅可能性都市」として報じられたことへの懸念が表明され、幸手市としてのイメージ改善に向けた施策や広報活動の重要性が強調された。市民からの肯定的な情報を発信することが求められた。
また、大平泰二議員は、まだ実施されていない市内循環バスや医療機関の近接バス停について、より便利で市民にとって使いやすいシステムを提案し、利用者を増やすための方策を考えるよう求めた。さらに西口のまちづくりについても言及し、地域の活性化のためには市と民間企業の協力が不可欠であることを強調した。