令和3年12月9日、幸手市で行われた第4回定例会で、様々な議案について質疑が行われた。
主な議題には、条例の改正や補正予算が含まれており、市長や各部長が市の方向性について説明した。
特に、議案第77号では押印や署名の見直しについて質疑が繰り広げられ、枝久保喜八郎議員は職員の服務宣誓に対する署名押印の必要性について尋ねた。
彼は昭和29年から続くこの条例の意義と、公務員としての自覚を促す役割を強調し、署名押印の廃止がその意義を損なうのではないかと懸念した。そして、署名押印の不要が公務員としての精神を高めることにどのように寄与するのかを問うた。
総務部長の手島秀明氏は、国の指導の下で進む押印制度の見直しに言及し、「署名押印は実質的に必要ない」との見解を示した。さらに、他の自治体でも同様の措置が取られていることを指摘し、職員の服務宣誓の重要性を踏まえた意識向上の取り組みを続けるとコメントした。
次に議案第83号、第2次幸手市都市計画マスタープランに関する質疑が行われた。坂本達夫議員からは、計画の具体性や市民の関心について質問が寄せられた。市の建設経済部長の狩野一弘氏は、計画の進捗状況を説明し、目指す街づくりの基本方針は市民にとって重要であるとの認識を示した。
議案第84号から第87号にかけては、令和3年度の補正予算が議題に上り、主に新型コロナウイルス対応や健康福祉のための費用が計上された。特に、ワクチン接種に関連する経費について詳細が説明され、担当部長がそのスケジュールと体制について述べた。
最後に、他の議案も各委員会に付託され、質疑が一通り終了した。次回の会議は12月21日に予定されている。