令和4年6月10日、幸手市議会の定例会が開かれ、複数の議案に対する質疑・討論・採決が行われた。特に注目されたのは、市税条例や一般会計補正予算に関する議案で、予算が重要な生活支援策に向けられたことが特徴である。
議案第23号と第24号は、幸手市税条例および都市計画税条例の一部改正を求めるものであり、質疑が無く承認された。これに対し、議案第25号の幸手市税条例の改正に関しては質疑があり、特に住民税非課税世帯への給付金分の申請方法について議論がなされた。坂本達夫議員は、各世帯からの申請書提出と、市からの通知方法の明確化を求めて質問した。
健康福祉部長の関根一勝氏は、住民税非課税世帯への給付金は、該当世帯に市が支給要件確認書を送付する形で実施し、申請漏れがないよう周知を図ると答えた。さらに、子育て世帯支援に関する472,000,000円の補助金支給に対しても言及し、基準日現在の実施方法を詳細に説明した。
議案第27号では、令和4年度一般会計補正予算が審議された。坂本議員は、生活困窮者や子育て世帯の支援を高めるために、早急に手続きを進める重要性を強調。その後、議案は賛成全員で承認された。続く議案第28号では、国からの補助金活用を含めたさらなる支援策について、総合政策部長が説明を行った。
この定例会は、市民の生活を支えるための様々な施策が提案・承認されたことから、今後の施行に期待がかかる。議会は次回、6月22日に再び開かれる予定だ。