令和元年第4回幸手市議会定例会が11月29日、幸手市議会議場で開催された。議会は市長の所信表明を含む様々な議題に対し審議を行うために開催された。
市長の木村純夫氏は、議会冒頭で、12月議会においては13件の議案を提出し、包括的な市政に関する報告を行うと述べた。この中には、固定資産評価審査委員会委員の選任や印鑑登録及び証明に関する条例の改正が含まれる。市長は、今後の市政運営について、地域の発展を目指し必要な施策を進める意向を強調した。
市長は特に新たに導入される条例について、その目的を詳述。固定資産評価審査委員会の委員任期満了に伴い、駒橋明彦氏を再任する提案がされ、議会から異議は無く賛成多数で可決された。また、議案第81号においては、成年被後見人の権利制限に関連した法律が改正され、印鑑登録における権限の見直しが行われることが確認された。
議事の一環として、令和元年度各会計の補正予算も審議された。総合政策部長の関根一勝氏から補正予算第5号の説明があり、具体的には歳入歳出の調整を図るための額が算定された。これにより、財政状況の改善を進める意図が示された。その中には、児童扶養手当の支給回数の増加に伴う予算の増額や、介護サービスの需要増加に対応するための法的手続きの整備が含まれた。
この他にも、議案第76号、国民健康保険特別会計補正予算や議案第78号、介護保険特別会計補正予算についても同様に詳細な議論が交わされた。これにより、社会的なニーズに応え、よりよい市民サービスの提供を行うことが期待されている。