令和元年第2回幸手市議会定例会が開催された。
本定例会では、複数の議案についての審査と採決が行われた。特に注目を集めたのは、放課後児童クラブの職員配置基準の堅持に関する意見書案が原案通り可決されたことである。
議案第36号では、幸手市税条例の一部を改正する内容が審査された。総務常任委員長の木村治夫氏は、質疑の中で申告書の簡素化や扶養親族申告書の記載事項の追加について説明した。
また、消費税の影響についても言及し、環境性能割に関する新たな措置についての答弁も行われた。
続いて議案第37号、幸手市選挙長等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正も審議された。木村治夫氏は、参議院議員選挙に伴う経費の増加について説明し、賛成多数で可決された。
さらに、令和元年度一般会計補正予算(第2号)に関しても、文教厚生常任委員会を通じて慎重な審議が行われた。小河原浩和氏が、障がい者支援のためのシステム改修に必要な予算について報告し、問題がないとの判断を得て可決された。
放課後児童クラブを巡っては、地域の需要に応じた人員配置の必要性が増しているとの指摘もあり、意見書の提出を通じて更なる対策が求められたことが印象的であった。小河原浩和氏は、議案提出の理由について、児童の安全確保が最も重要であると強調した。
採決では、これらの議案や意見書について賛成の意見が多く集まり、原案通りの可決が続いた。また、議会運営委員会からの申し出による閉会中の継続審査も承認された。
市長の渡辺邦夫氏は、市議会との連携の重要性に触れ、引き続き市政運営に尽力する意向を示した。議会の終了後、議長は閉会を宣言し、全ての議案が議決されたことが確認された。