令和4年第1回幸手市議会が開催され、各議員より市政に関する重要な質問が発表された。
中でも新型コロナウイルス対策への対応が特に強調された。枝久保喜八郎議員は、職員がパンデミックに対応するなかで、行政への感謝の声が市民から上がっていると述べ、今後も新型ウイルス対策や人材教育についての組織的取り組みが必要であることを示唆した。これに対し、関根一勝総合政策部長は、組織編成にあたり簡素かつ効率的な運営を目指しているとの考えを示した。
次に、水道の民営化についても大きな関心が寄せられた。枝久保議員は、民間へ運営を委託する際のリスクについて市水道部長に問いかけ、コストの上昇や料金の変動など懸念を表明した。金子勝彦水道部長は、リスクがあることを認めつつ、公共の福祉を増進するために、適正な水の供給を維持する必要があると述べた。
また、公共施設の安心安全や快適さについても議論された。枝久保議員は、特にトイレの洋式化や清潔な環境の重要性を強調し、利用者の快適性を確保するよう市に求めた。それに対し、関根部長は、公共施設の環境を改善するため努力していると述べ、具体的にはトイレの洋式化率や自動水栓の設置状況を示した。
火災被災者への緊急対応についても触れられ、健康福祉部長の小林秀樹氏が見舞金支給のプロセスについて説明した。申請受付から支給までに約1週間から10日かかるとし、必要書類の準備が必要であることを伝えた。