令和4年第2回幸手市議会定例会が開催され、主に補正予算案に関する複数の議案が審議された。
中でも注目を集めたのが、令和4年度幸手市一般会計補正予算(第3号)である。
この補正予算は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金によるものであり、具体的には学校給食物価高騰負担軽減補助金及び公共交通事業者支援金が主な内容となっている。
総務常任委員長の小河原浩和氏は、「学校給食に対する補助金は363万円であり、児童・生徒約3,300人分で計算した場合、一人当たり1月100円となる。」と述べ、この金額が少ないとの意見も出た。
また、公益財団法人からの負担支援による効果も重視される。
加えて、議案第28号の審議では、公共交通事業者に対する支援が原油価格の高騰に直面している市民にとって、非常に重要な施策であることが強調された。 文教厚生常任委員長の松田雅代氏は、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を用いた事業は、市民の生活を支えるものである」とし、賛成意見が多く出た。
議会では、別途提案された議案第29号も議論され、補正予算が再び注目された。
総合政策部長の落合和典氏は、水道料金の基本料金減免が市民に与える影響に触れ、「水道料金の基本料金を全額負担することで、特に経済的困難に直面している世帯を支援することが目的である」との趣旨を示した。
最後に、議案第30号、すなわち水道事業会計補正予算についても質疑が行われた。
この補正予定額の内容説明が行われ、市民生活の安心を保障するために重要な役割を担うことが再確認された。
今後も幸手市は、支援策や臨時交付金を活用し、地域の声に応えていく姿勢を貫いていくことが求められるであろう。