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幸手市議会での子育て支援や不登校対策が議題に

幸手市の第3回定例会で子育て支援や不登校対策が議論され、今後の施策に期待が寄せられています。
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令和5年第3回幸手市議会定例会が8月28日、幸手市で開催され、様々な議題が持ち上がった。

特に注目されたのは、子育て支援に関する施策である。芦葉弘志議員は、幸手市が取り組む「リトルベビーハンドブック」について質問した。これは出生体重が1,500グラム未満の赤ちゃんを対象にした取り組みで、関根一勝健康福祉部長は、「市では窓口や赤ちゃん訪問で情報提供し、必要な支援を行っている」と述べた。

また、不登校対策についても、芦葉議員が質問し、67名の不登校児童生徒が確認された。教育長の山西実氏は、各学校での支援体制について説明し、オンライン授業の推進を強調した。また、子ども医療費の無償化についても今後の計画が問われ、健康福祉部長は、「令和6年度以降に実施を進める」と明言した。

熱中症対策も議題に上がり、県内での熱中症警戒アラートの発令数が増加している現状に対し、柳下桂司市民生活部長は、「防犯情報メールやリーフレット配布を通じて、周知と啓発に努めている」と答えた。来年度の予算では高齢者支援を中心に、対策を更に強化する方針が示された。

次に、市内循環バスの運行に関する問題が取り上げられた。市長は、東武鉄道との話し合いを進めており、「市民の足を確保するため、できる限りの努力をしていく」とコメント。秋頃に新たなバス停の設置計画もあるとのこと。公共交通機関の重要性が再確認された。

さらに、企業誘致についても質疑が行われた。市長は、「現状維持ではいけないと強調し、民間企業とも連携しながら企業誘致へ積極的に取り組む必要性を訴えた。特に、人手不足が影響している中で新規事業の誘致が喫緊の課題であるとし、神扇地区の産業団地整備を後押しする意向を示した。

最後に、ハッピー・スマイ(米)ル事業についての報告があった。この事業は、未就学児を育てる家庭に幸手産米を給付するもので、昨年10月から開始され、92.3%の引換率を記録したことが報告された。権限拡大のための新たな法令改正から得られた知識をもとに、今後の運営体制を更に検討する方針が示された。

議会開催日
議会名令和5年第3回幸手市議会定例会
議事録
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