令和6年6月6日、幸手市議会定例会は第4日目を迎え、一般質問が行われた。
10番の松田雅代議員は、市営神扇池釣場の新年度引継状況について質問した。松田議員は、新たな指定管理者制度が始まる中で、ヘラブナ釣愛好家の減少により収益が減っていると指摘。建設経済部長の丸山淳一氏は、公益社団法人幸手市シルバー人材センターが新たに管理し、さまざまなイベントが盛況に行われていると答弁した。松田議員は引き続き運営状況や市の整備計画について確認。丸山部長は市営釣場の老朽化について認識し、必要に応じて修繕を進める方針を示した。
その後、定住・移住対策についての質問では、松田議員が幸手市が消滅可能性自治体から脱却した要因を問うた。総合政策部長の春田松司氏は、子育て施策や移住促進活動が功を奏したと分析。また、今後の施策展開についても触れており、新たな施策により若年層の移住促進が期待される。
また、会計年度任用職員制度に関する質問では、松田議員に対し、採用方法の見直しなどについて答弁があり、登録制度が広がることが期待されている。さらに、公共施設に関する熱中症対策や避難時の電力確保についても言及。市民生活部長の金子信作氏は、既存のインフラを最大限に活用していると強調し、予防策に努める姿勢を示した。
幸手駅西口の土地区画整理事業についても、松田議員は進捗状況を確認。建設経済部長の丸山淳一氏は、整備進捗や親水公園の計画に関する具体的な数値を提示し、順調に進んでいるとの報告をした。市長の木村純夫氏も地域活性化に向けたビジョンを語り、魅力的な街づくりに取り組む意欲を示した。
この日の議会では、さまざまな施策の進捗状況や今後の計画が明らかとなり、市民生活の向上に向けた意欲的な取り組みが強調された。