令和5年第3回幸手市議会定例会が9月5日、午前10時に開会された。
会議では、様々な議案に対する質疑が集中して行われた。
特に、令和4年度の歳入歳出決算認定についての発言が多く見受けられた。
14番の青木 章議員は、一般会計歳入歳出決算に関わる質疑を行った。
青木議員は、監査委員の監査にかかる日数や時間について質問した。
監査事務局長の小林 智氏は、監査が6月26日から7月26日まで行われたことを明らかにした。
具体的には全体で12日間かかったこと、うち対面審査に9日間、事前の資料確認が3日間であったことを説明した。
青木議員は、昨年度との比較も求め、昨年度も同様の日数で行われたとの回答があった。
さらに、青木議員は、監査委員が1人だったことによる影響や監査意見書で指摘された行財政事務の合理化・効率化について、市長に見解を求めた。
市長の木村 純夫氏は、監査は適正に行われたとの認識を示し、経済策についての今後の取り組みにも言及した。
また、青木議員からは実質収支が15億円を超えたことに関する質疑もあり、コロナ対策による執行残額によるものであると市長は説明した。
このように、質疑は財政運営に関する真剣なやりとりが続いた。
他にも、議案42号から48号に関して質疑が行われ、特に健康保険や公共サービスの決算が市民への影響を与える重要なテーマであることが強調された。
今回の議会では、複数の補正予算も審議されたことに加え、長期的な財政運営の見通しや、行財政改革の必要性もやりとりされた。
各議論の中で示された意見は、今後の幸手市の施策に大きな影響を与える可能性がある。