令和元年12月19日、幸手市の議会において第4回定例会が開催された。
今回の会議では、多数の議案が審議され、重要な条例改正案がいくつか可決された。
特に、幸手市森林環境譲与税基金条例に関しては、基金の使途についての質問が相次いだ。
総務常任委員長の木村治夫氏は、、「幸手市は森林がない都市部であるため、公共建設物への木材利用などが中心になる」と述べた。
市民税や県民税の額についても、総額約2,600万円になると説明された。
さらに、幸手市特別職の職員で非常勤のものの報酬についても改正が提案され、市はこの職務の新しい形についての議論が進んだ。
市は「有償ボランティア」制度への移行を検討しており、今後の区長制度などの説明が求められた。
議員からは、区長制度の変化に関して「提案の際に事前の説明が必要である」との意見が出た。
また、災害弔慰金の支給についても改正が行われ、具体的な事例についての質疑が行われた。
文教厚生常任委員長の小河原浩和氏は、災害のお礼に関する規定が適用される場面を示し、「該当者はない」と回答した。
さらに、議案第75号から79号までの一般会計補正予算も可決された。
この中に含まれる内容には、臨時職員賃金の増額がある。
臨時職員は32名から36名に増員され、関連は541万9,000円の増加につながった。
会議の終了に際し、木村市長は「慎重かつ円滑な審議に感謝します」と述べ、議会との今後の連携に意欲を示した。市政運営のため、引き続き協力を求めた。