令和2年第4回幸手市議会定例会が12月9日に開かれ、複数の議案に関する質疑が行われた。
まず、総務部長の木村卓朗氏が先に発言し、過去の発言に対する訂正を行った。特に福祉事務所の人事異動について誤解を招いた点をお詫びし、必要な手続きを説明した。
続いて、議案第82号から第85号に関する質疑が行われ、国民健康保険税条例や介護保険条例の改正についての意見交換がなされた。議長の宮杉勝男議員は質疑がないことを確認し、議案を委員会に付託した。
議案第86号の指定管理者の指定についての質疑では、武藤壽男議員が双方代理に関する適合性について質問を行った。市長の木村純夫氏は、双方代理の禁止に関する民法第108条について言及し、社会福祉法人としての運営について詳しく説明した。市長は今後、協定を結ぶ際には十分に留意する考えを示した。
その後、一般会計補正予算や特別会計補正予算に関する議案に対する質疑が進められ、大平泰二議員からは委託料の減額理由についての質問があった。特に、新型コロナウイルスに起因する影響が議案にどのように反映されているかが焦点となった。
何度かの再質疑が行われ、健康福祉部長の小林秀樹氏はインフルエンザワクチンの供給状況についての市の対応を説明した。市民生活部長の小川伸朗氏も、し尿処理施設に関する見解を述べ、今後の整備についての方針を示した。
議会は12月18日に次回の会議を予定しており、本日は午前10時41分に散会された。議員の発言を通じて、財政状況や保健福祉施策の重要性が改めて認識された。