令和３年第２回幸手市議会定例会が開催され、合計23件の議案が提出されました。
まず、開会に際し市長の木村純夫氏があいさつを行い、議員への感謝を述べました。議案には市税条例等の改正や新型コロナウイルス対策に関する内容が含まれています。特に、令和３年度の一般会計補正予算に関して、木村市長は、ひとり親世帯への支援金として児童１人当たり5万円を支給する計画があることを強調しました。
議案第26号から第28号については、専決処分の承認を求めるもので、その内容には市税条例の改正が含まれています。手島秀明総務部長が詳細を説明し、税制改正に伴う変更点として７つの主な改正があることを明らかにしました。特に、電子提出の承認に関する経費削減やコロナ対策に関する負担軽減措置について言及されました。
さらに、議案第34号の固定資産評価員の選任や、議案第35号から第48号にかけての農業委員会委員の任命も行われました。これらは、農業委員会に関する法律に基づき、候補者の選考過程を経て提出されたものです。木村市長が提案した14名の委員については、全員が承認されました。
また、合併症状が拡大する中、議長や副議長の辞職に伴う選挙も行われました。宮杉勝男議員が議長に再選され、小林啓子議員が副議長に選ばれました。議会運営を円滑に進めるため、議会運営委員会、常任委員会の選任も決定されました。
質疑は特に見られませんでしたが、各議案は円滑に進行し、定例会の会期は22日間に設定されました。次回の会議も注目されることが予想されます。