令和元年第1回幸手市議会臨時会が5月14日に開会した。
議事は、初めに議長選挙が行われ、「宮杉勝男議員」が議長に選出された。選挙結果は、宮杉議員が9票を獲得し、議長としての職責を担うこととなった。続いて副議長選挙では「小林啓子議員」が選出され、今後の議会運営が期待されている。
その後、常任委員や議会運営委員の選任が行われ、各常任委員会の委員長も順次決定された。これにより、議会内の組織が整備され、市政発展へ向けた動きが一層加速される。特に、災害や福祉に関する制度の見直しが議題の中心となった。
いくつかの議案が専決処分として承認を求める形で上程され、特に国民健康保険税や介護保険料の減額が注目された。具体的には、国民健康保険税条例の改正により、5割軽減の判定所得基準が引き上げられるなど、低所得者層への配慮が強化される見込みである。さらに、介護保険料についても改革が進み、負担の軽減が図られることとなり、多くの議員が賛意を示した。
また、新たに設立された監査委員の選任も議題に上り、「藤沼貢議員」が監査委員に選任された。監査の透明性向上が期待され、議会からは今後の運営に対する期待が寄せられている。
渡辺邦夫市長は、臨時会の閉会にあたり、ご出席の議員に対し、市政発展のための尽力をお願いするとともに、議会の円滑な運営を願って挨拶を行った。次回は定例会が控えており、今後も議員と市長の連携が重要視されることが示唆された。