令和元年第2回幸手市議会定例会が開会した。
出席議員は15名であり、会議は成立したとの報告があった。議長の宮杉勝男議員から開会が宣告され、渡辺邦夫市長は挨拶を行った。市長は、地域の発展に尽力する議員らに感謝の意を示し、提出議案が重要なものであることから、慎重な審議をお願いした。
この定例会では、主に3つの重要な議案が提案されている。その一つが、幸手市税条例の改正である。総務部長の木村卓朗氏は、この改正が地方税法の改正に伴うものであることを説明した。個人住民税や軽自動車税に関する具体的な改正点が紹介され、特に非課税措置についての規定が強調された。
続いて、選挙管理委員会書記長の小池武久氏が、幸手市選挙長等の報酬に関する条例改正について説明した。この改正は、国による基準見直しを受けて報酬額を引き上げるためのもので、具体的には選挙長や投票管理者などの報酬が200円引き上げられる。
さらに、令和元年度一般会計補正予算の提案も行われた。この予算では、新たに554万4,000円を計上し、歳入歳出予算の総額を158億3,201万1,000円にすることが予定されている。総合政策部長の関根雅之氏が、具体的な補正の内容を細かく説明した。
議会運営委員長の本田謡子氏からは、会期についての報告があり、会期は19日間と決定された。議員からは、この会期日程に異議は出なかった。議長は、円滑な議会運営を求め、今後の議運に関わる協力を呼びかけた。
次回の会議は6月4日に予定されており、一般質問が行われることとなっている。議員は各自、質疑に対応するための準備を進める必要がある。最終的には、本日の議案に対して慎重な審議を期待し、会議は午前10時26分に散会した。