令和4年3月17日、桶川市議会が開催され、加藤 ただし議員からの一般質問が行われた。この中で、各議員は市の重要な課題に対して意見や質問を交わしました。
まず、加藤議員は東口周辺整備に関する詳細を尋ねました。加藤議員が強調したのは、駅東口の送迎場の整備状況と、その完成に必要なスケジュールです。都市整備部長の沖田圭一氏は、駅前広場の整備について進捗状況を説明し、令和5年度内に完成予定と述べました。
次に、道の駅事業についての質問が続きました。加藤議員は、石川川の暗渠整備や市道整備の進捗状況を尋ね、地域振興を図るためには道の駅の設置が重要であると訴えました。市民生活部長の金子由則氏は、現在、国と地方の整備範囲について確認しており、地の利を生かした道の駅の整備に向けて具体的な計画を進める考えを示しました。
さらに、災害対策についての質問も含まれており、加藤議員は地震や豪雨に対する備えが重要であると訴えました。また、防災計画の改定状況や地域防災の課題についても議論が交わされ、今後に向けた取組が求められました。
今回の議会では特に、防災対策や災害時の要支援者への配慮が強調され、新たな手法による避難手順の見直しの重要性が浮かび上がりました。地域住民の安全を守るため、市は積極的な防災計画の見直しに取り組む姿勢を示しました。今後の対応に期待が寄せられています。
一方で、バリアフリー施策の進捗も報告され、視覚障害者に対するハザードマップの取扱いや、避難行動要支援者に対する具体的支援策についても議論されました。市の施策に対する市民の理解を深めるためにも、情報や授業の目的での周知など、さらに取り組みが進められる必要があります。
また、旧飛行学校の整備工事に関しても意見が出され、施工内容の透明性や、監理責任の明確化が求められていました。加藤議員は、特に工事の監理や設計の不備について指摘し、市への信頼性が揺らいでいる現状を訴えました。このため、市長は今後、より透明な監理体制を検討する意向を示しています。
全体として、今回の議会では今後の災害リスクに備えた施策や、地域の福祉向上を図る具体的な取組について、より一層の協力と改善が求められることが明確になりました。