令和2年6月の桶川市議会定例会にて、病院の必要性が議論され、新型コロナウイルス感染症の影響による医療体制構築への期待が高まっている。その中で、市長は病院の必要性について現時点では消極的な姿勢を見せ、県央地域の医療構想などに依存するという見解を示した。市民からの要望を受け、地域医療の確保には市民との対話が重要であると強調した。
また、飛行学校の復元整備工事においては、防火水槽の工事で問題が取り沙汰された。特に、設計変更に関する一般的な手続きの遵守がなされていないことが懸念された。市が監督員の横山教授の力量に依存し、口頭での承諾だけで工事が進められたことにも注意が喚起された。今後は書面主義の徹底が求められる。
さらに、道路維持管理については、都市計画道路の除草管理基準の曖昧さが指摘された。市は草刈りの回数を定めず、各所の状況に応じて除草活動を行う方針をとっている。しかし、道路利用者の安全を考慮し、適切な管理基準の設定と遵守が重要であるとの指摘があった。
高齢者や障害者の交通手段としては市内循環バスや移送サービスが用意されているが、それでもアクセスに問題があるという声があり、デマンド交通の導入も検討されるべきとされている。市は今後、地域の実情に合った交通サービスの充実を目指す必要がある。