桶川市議会は令和3年12月21日に定例会を開催し、議員による一般質問が行われた。本会議では、相馬正人議員が移動スーパーの導入について質問し、今後の展望や競合の可能性について市の見解が示された。移動スーパーは、買物困難者にとって重要なサービスとして認識され、市の担当者は停車場所の設定や運行ルートの調整が進められていると説明した。出発式は来年2月21日に予定されている。
また、続いて行われた市庁舎の改善に関する質問では、開庁以来の改善点や今後の予定について、総務部長が詳しく回答をした。部長は、利便性向上に向けた各種改善が行われているものの、施設の構造やサイズの関係から即座に全ての要望に応えることが難しいと述べた。市民から寄せられる意見や職員の要望が、改善に活かされるよう努めていく姿勢を見せた。
さらに、学校給食に関する質問も行われ、教育部参事は、給食費の公会計化に伴い、収支状況が前年度と比べてどう変化しているかを報告。また、未納家庭への対応についても説明がなされた。市は円滑な給食提供と、予算の管理に努めていることを強調した。
一方、加藤ただし議員からは桶川飛行学校平和祈念館の今後の方向性として、維持管理や文化庁への重要文化財指定に向けた取り組みについて質疑があり、報告書の作成状況や寄付金の運用についてのイニシアティブが期待されていた。特に寄付金の収支状況は重要であり、適切な管理と市民への情報提供が求められている。