令和2年6月11日、桶川市議会は、保育所と放課後児童クラブの現状、課題や進め方についての議論を行った。特に、保育所の定員は1180名に対し1229名の申し込みがあり、潜在的な待機児童が57名にのぼる一方、実際の受け入れ人数は1058名とのことで、空きがある中での調整の必要性が指摘された。議会内では、待機となっている保護者に対してタイムリーな情報提供を行い、個別相談を進めることの重要性が強調された。
加えて、放課後児童クラブにおいても潜在待機児童が存在しており、調整の余地があることが示された。市は、個々の事情に応じた柔軟な対応を進める方針であり、今後も地域ニーズに合ったサービスの提供が求められる。
さらに、防災ラジオの導入についても議論がなされ、具体的な制度設計を検討する必要がある。この防災ラジオは、急な災害時に必要な情報を提供するもので、現在は他市が導入している状況を鑑みながら、桶川市でも導入の可能性を探る必要性が挙げられた並びに、免許返納者への支援策についても言及され、特に高齢者や障がい者が通うための交通手段の確保が重要視された。
桶川市としては、今後も民生委員との連携を強化し、地域に根ざした情報提供を進めながら市民の健康と生活を支える施策に取り組む考えを示した。成功事例として、民生委員の活動が他の地域にも波及し、孤立した市民への支援へとつながることが求められている。