令和4年9月2日、桶川市議会第3回定例会が開かれ、決算審査意見書に関する質疑が行われた。
議題には、第48号議案から第52号議案までの決算審査が含まれており、特に気になるのは自殺対策と文化財の調査である。自殺対策の質疑では、増加した相談件数が報告され、コロナ禍の影響で心の悩みが多くなっていることが確認された。健康増進課の椎橋康弘課長は、コロナの影響により「生活環境が変化し、相談内容が増えている」と述べる。
文化財に関しては、アライグマ個体数の増加に関連して地域の生息状況が問題とされ、市街地での発見も増えていることが報告された。環境対策推進課の武藤聡課長は、「生息地の特定は難しいが、管理者の注意が必要」と強調。
この日はまた、決算の中での助成金、特に交通安全に関連する報告もなされた。交通安全施設整備事業補助金が508万円に上ることが示された。ゾーン30の設置が進み、今後もさらなる整備が行われる見込みである。
議会では、寄附金の額も問われ、特にふるさと納税の増加が確認された。しかし、寄附金のうち返礼品に充当された金額が931万円に上るため、総額削減の動きが進行している点を指摘する声もあった。