令和3年9月13日に行われた桶川市議会定例会では、新型コロナワクチン接種、愛犬の登録、広報に関する質問が中心に扱われた。特に注目を集めたのが新型コロナワクチン接種の進捗状況だ。
保坂 輝雄議員は、新型コロナワクチン接種について再度質問を行った。彼によると、桶川市は接種券を全12歳以上の市民に郵送したことが評価され、接種率が一時67.2%に達した。健康福祉部長の桐生 典広氏は、08月末現在で約3万8400人が1回以上の接種を終え、接種率は55.7%であると答えた。また、10月以降の予約状況に対する不安も表明しつつ、最終的に全ての予約を消化できれば、接種完了率は9割近くに達するとの見通しも示された。
次に、愛犬の登録について議論が展開された。金子 由則市民生活部長は、速やかに犬の飼い主が市に登録することが義務化されていることを説明した。また、桶川市の犬の登録件数は、令和3年8月末現在で3,526頭であると述べ、人気犬種のトイプードルが573頭とのデータも示された。
広報に関しては、岡野 千枝子議員が質問を行った。地域住民に情報を効果的に伝えるためには、広報の配布率改善が重要であると彼女は強調した。そのため、カラー印刷のページ増加や新しいデザインの導入が必要とされるとの意見もあり、廿樂 和彦秘書室長は従来以上の工夫を行う旨を表明した。
この議論を通じて、桶川市では新型コロナワクチン接種の促進、犬の登録状況の把握、広報の効果的な配信方法を見直し、市民生活の向上へと繋げるべく取り組んでいることが再確認された。特に、健康と動物愛護の観点から進められる方針は、市民からの期待も高い。