令和6年3月12日、桶川市議会は第1回定例会を開催し、市民に寄り添った支援や交通安全、浸水対策などについて議論された。特に「おくやみ窓口」の設置や浸水対策は市民からの期待が高い。
「おくやみ窓口」では、市民の手続きを一元化し、遺族の負担を軽減する取り組みが進められている。今まで複数の窓口を回る必要があったが、ここでは市の各課が連携して、必要書類の用意や手続きの説明を行う。市では線上での啓発活動を強化する考えが示されており、利用状況は661件を超えた。
浸水対策については、特に目沢排水路での冠水防止策が進められている。直近の調査では雨水浸透施設の設置が効果的であるとの結果が出ており、調節池の整備が急務となっている。市の担当者は、「早期整備を目指す」との意向を示した。
また、ことぶき広場の活用についても話題に上った。多世代が利用可能な空間として、現況の利用状況はグラウンドゴルフや自治会のイベントなど多岐にわたっている。市民の健康促進のためには、遊具の設置が望まれているが、長期的な計画に依存するため、取り組みが難しい状況である。
交通安全については、主要道路上の路面標示が薄くなってきているとの指摘があり、これも再塗布の必要性が強調された。特にスクールゾーンでは、進入車両への対応や標識の強化が求められている。
踏切に関しては、県内での事故を受けて安全対策が注目されており、点字ブロックや踏切の改修が優先的に進められる予定である。