令和3年3月16日、桶川市議会の定例会が開催され、市民生活向上や新型コロナウイルス対策についてさまざまな議題が討議された。中でも、岡安政彦議員は一般質問を通じて、災害時の情報伝達やごみ処理行政に関する重要な質問を行った。特に、岡安議員は「災害時の情報伝達」について、複数の手段を通じて市民に迅速に情報を伝える方法を問うた。
市民生活部長の金子由則氏は、災害情報の発信は重要であり、防災行政無線、広報車、市ホームページなど多様な媒体を活用して市民に情報を確実に届けるよう努めていると述べた。また、デジタル防災行政無線についても言及し、電話応答サービスの導入により、情報伝達の迅速化が進んでいるとのことだ。
また、岡安議員は「ごみ処理行政の現状」についても言及した。昨年度の桶川市全体のごみ量は過去10年で最も少なく、県内平均よりも低水準にあることが指摘された。金子部長は、この傾向を持続させるために市民の分別への意識を高めることが重要であり、啓発活動を続けていると強調した。
次に、砂川和也議員からも質問があり、市内循環バスの試験運行についての利用状況や反響、今後の展開について詳細な情報が求められた。市民生活部長は、利用状況がコロナ禍の影響で一時的に減少したが、今後の利用者ニーズを把握し、運行ルートの改善を検討していると答えた。
また、ウォーキングの健康づくりや、地域密着型の施策としての効果についても言及があり、健康福祉部長の桐生氏が「ウォーキングは手軽にできる運動で、病気予防や心身の健康に寄与する」と述べた。そのほか、星野充生議員は教育現場における性教育の在り方、特に性の多様性や妊娠についての教育内容の充実を訴えた。