令和1年9月20日に開催された桶川市議会第3回定例会では、仮設庁舎の跡地整備や市道の整備、ことぶき広場の利活用について議論が交わされた。これらの議題は市民生活に密接に関連し、市の将来的な発展に向けた重要な内容として注目されている。
特に、仮設庁舎跡地の整備問題は、多くの市民の関心を集めている。企画財政部の川辺吉展部長は、当該跡地の利用に関して、公共事業に伴う一時的な駐車場等の利用を予定していると説明した。また、分庁舎の今後の利用状況についても言及し、今後数年にわたり代替機能として活用される見込みであるとした。
川辺部長は「駅東口周辺の公共交通ネットワークを見直し、住民が生活しやすい地域づくりを推進する」とも述べ、バスターミナルの今後についても言及。バスターミナル機能は日出谷地区のコミュニティ機能と連携させつつ、地域の移動手段を担保する重要な施設であると強調した。
また、江森誠一議員は、日出谷地区の市道整備について質問し、その整備計画が地域住民の生活基盤にどのように寄与するかを確認した。都市整備部長の白根勉氏は、「市道3336号線の整備は優先順位が高く、早期に実施する計画を持っている」とし、必要な準備について言及した。続けて、事業の進捗状況にも触れ、「用地測量や買収を行い、順次整備を行っていくが、財政状況を見ながら着手できるように努める」と述べた。
ことぶき広場に関しても議論が展開された。多くの議員が、この広場の利活用に向けた具体的な計画の必要性を訴えた。都市整備部長は、先行するインフラ整備が進む中で、民間のニーズを把握し、公共事業と連携した形での整備を進める考えを示した。特に、住民の要望を反映させながら多目的な活用が期待される方針を持ち、山田太郎市長もこの点に関して総合的な視点から進行状況の把握を行っている。
今後の計画に対しても多くの期待が寄せられており、議会内部での更なる議論や市民からのフィードバックが重要な要素となるだろう。議員たちが求める透明性と市民参加型のまちづくりが進むことが望まれる。