令和5年12月11日、桶川市議会の第4回定例会が開催された。
冒頭、臨時議長の渡邉光子議員が議場に呼びかけ、臨時議長としての役割を果たすことを宣言した。サポートを受けながら、本定例会の議題にてる市長による挨拶が行われ、市政運営の取り組みや今後の施策について述べられた。
小野克典市長は、改選後初の議会であることを踏まえ、市政の進捗を強調した。具体的には、ハード面では新庁舎の建設や放課後児童クラブの待機児童解消、ソフト面では子育て支援施策の拡充に言及。
また、最近の経済情勢に触れ、新型コロナウイルスの影響を受けた地域経済や生活状況の改善が求められることを明言した。
この日は市長提出議案46号から61号に関する説明も行われ、なかでも令和5年度一般会計補正予算案が大きな注目を集めた。この補正予算は約2億6882万円の増額を提案しており、特に生活保護費への増額が求められている。
議員の多くからは、補正予算案に対する具体的な質問が相次いだ。北村あやこ議員からは、現行の支出に対する透明性や影響が議会でどう議論されるべきかとの意見が述べられた。
議長の選挙も行われ、佐藤洋議員が新議長に選出された。この選挙では、投票の結果、佐藤氏が圧倒的多数で当選を果たした。次いで、副議長の選挙も行われ、岡安政彦議員が副議長として選出され、両新任者がそれぞれ挨拶を行った。
議案の審議は円滑に進行し、全ての議題が次回の会議に必要な事項として付託された。議会では市民生活向上のための様々な施策が提案され、維持管理のための具体的な対策についての協議が行われたことも強調された。