令和3年9月16日に開催された桶川市議会第3回定例会では、オリンピック・パラリンピック教育、子育て世代への家事代行サービス利用支援、通学路の安全対策に関する一般質問が行われた。
質問に立ったにいつま亮議員(新風クラブ21)氏は、オリンピック・パラリンピックの教育について、その目的と具体的な実施状況を確認した。教育部長の家徳丈夫氏は、教育を通じて心身の調和を図り、平和な社会の実現に貢献できる人材を育てることが重要であると述べ、過去にはパラアスリートによる講演や水泳実技指導が行われたことを紹介した。
続いて、子育て世代への家事代行サービスの利用支援についての質問に移る。にいつま議員氏は、コロナ禍で家庭の負担が増加する中、家事代行サービスの利用支援が求められている状況を述べ、具体的な取組状況や利用実績について問うた。健康福祉部長の桐生典広氏は、在宅家事援助オケちゃんサービスを通じて、ニーズに応じた支援を行っていることを報告し、認知度向上に向けたアプローチが必要であると強調した。
さらに、通学路の安全対策について議論された。この議題では、通学路の危険箇所の把握と対策の必要性についての質問がなされた。市は、学校や地域と連携し、点検を行っていることを説明。教育部長は、児童生徒の安全を守るため、整備が急務であるとの見解を示した。
この定例会では、地域の未来を担う若い世代への教育や、安全な学び舎の実現に向け、各種施策の重要性が改めて認識された。市はこれらの意見を踏まえ、今後の施策決定に活用していく考えを示している。