桶川市議会は、令和2年9月14日、桶川駅東口整備の進捗について議論した。
期待される駅前広場の整備は、買収率が約80%に達し、今後も関係権利者との丁寧な交渉が続けられる予定である。特に、みずほ銀行の移転により整地が進むことが期待されており、市長の小野克典氏は「このチャンスを最大限に活かし、整備を加速していきたい」と述べた。
駅東口の整備は、南小跡地の利活用を含む広い視野で進められる。市民にその存在意義をしっかりと伝えるために、地域全体の整備ビジョンが求められている。アクセス道路や下水道の整備についても、担当部長は「今後の整備に向けて検討を進める」と話した。
また、桶川飛行学校平和祈念館は多くの来場者を迎え、来館者からの意見を基に運営方針が検討されている。特に駐車場やトイレの増設が急務とされており、早急な対応が考慮されている。市民生活部の金子由則部長は「仮に国の重要文化財に指定されることがあれば、修理や管理に対する補助金活用も視野に入れ解決に努める」と述べた。
さらに、未就学児童の交通安全対策についても議論され、15カ所の危険箇所が特定され、その解消に向けた具体的なアプローチが求められている。市は、県や警察と連携し、必要な対策を講じる考えを示した。
桶川市は、安定した公共交通の確保と発展を目指し、市内循環バスの運航状況を引き続き注視することを誓った。特に新型コロナの影響により、交通機関の需要をどう捉え直すべきか、懸念の声が挙がっている。市民の安全と便益を考慮し、今後の運営に期待が寄せられている。