令和3年6月1日、桶川市議会第2回定例会が開催された。
市長の小野克典氏は、新型コロナウイルス対策について詳細な報告を行った。感染拡大防止に向け、市主催の事業の中止や延期、公共施設の段階的再開といった方針を明示した。特に、ワクチン接種状況として、高齢者約1万8,400人のうち、4,700人が接種を終了し、接種率は約25.5%に達したと発表した。
加えて、桶川市は新生児特別定額給付金事業において、402人に対し4,020万円を支給。インフルエンザ予防接種への助成も行い、約67%の65歳以上の高齢者に助成を行ったと報告した。さらに、感染防止対策支援事業では261件の申請があり、152事業所に対して911万7,000円の補助が行われている。
また、市長は東京2020オリンピック聖火リレーについても触れ、7月8日に桶川市内の区間をランナーが走ることを発表した。市は、感染拡大防止を最優先に考えつつ、関連行事を進めるとした。
その後、日程第8として市長提出の議案が上程された。市道新設や廃止にかかる議案について、質疑が行われた。北村あやこ議員からは固定資産評価審査委員会条例に関する質問が寄せられ、過去5年の審査申出件数や周知方法について質疑が交わされた。さらに、第25号議案に対しては、道路認定の時期や進捗状況に関する質問もあった。