令和4年3月18日、桶川市の定例会で、本議会では一般質問が行われ、にいつま亮議員がコロナ禍に伴う行政対応について、特に教育に焦点を当てて発言した。
にいつま議員は冒頭、オンライン授業に関する意見を述べ、従来の「きつい・汚い・危険」という公務員のイメージを変えるべきだと強調した。その上で、教育においてオンライン授業の重要性を・指摘し、学級閉鎖中の児童生徒がどのように学ぶことができるかを提起した。
具体的な質問では、まず学級閉鎖時のオンライン授業の実施状況を確認した。教育部長の家徳丈夫氏は、児童生徒に対し1人1台端末を活用したオンライン授業を実施したと回答。授業の内容には国語、算数、理科、数学などが含まれることが説明された。
次に、給食の取り扱いについて質問があり、学級閉鎖期間中の給食費は返金されるが、給食の持ち帰りや代替お弁当は実施されていなかったことが指摘された。さらに、生活困窮家庭に対する配慮についても言及され、学級閉鎖中に給食の要望がなかったことを踏まえた上で、今后の配慮が求められた。
教育部長は保護者からの意見を受け、学級閉鎖時に預かり対応の要望はないとのこと。しかし、共働き家庭からは休むことができず困るという声があったことを念頭に置き、今後の検討が必要と認識されていた。
その後、にいつま議員は道路点検業務のデジタル化についても質問した。都市整備部長の沖田圭一氏は、現在の業務フローを改善するため画像送信フォームの導入が進められることを明らかにした。これにより、現地確認を行う前に必要な情報を入手し、迅速な対応につながる可能性があるという。
会議の最後に、にいつま議員は教育への投資が地域の魅力を高め、市の発展につながるとの見解を示し、市長に対してそのビジョンを持つよう促した。市長は教育環境の整備に力を入れ、将来的には人を呼び込む施策に結びつけていく考えを述べた。