令和3年6月16日、桶川市議会第2回定例会が開催され、複数の重要議案が審議された。
特に注目されたのは第21号議案と第22号議案である。
第21号議案は"桶川市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例"の提案で、全会一致で可決された。
総務常任委員長である岩崎隆志議員は、固定資産評価審査に携わる業務を進めやすくするための改正であると報告した。
主な変更点として、押印の必要を廃止することで、申請者の負担軽減や利便性向上を図るとした。
続いて、第22号議案は"桶川市税条例の一部を改正する条例"であり、こちらも全会一致で可決された。
この改正では、国外居住親族の調査方法、及び扶養控除の見直しが主な議題となった。
市の関係者は、国際化の進展に伴い、国外扶養親族が増加することを背景にしており、適用要件が見直されることにより、より多くの市民に適用されることになったと説明した。
また、議案の中では、市道の路線認定に関する第25号議案や、これに関する退去についての第26号議案も審議された。
市道については、道の駅の整備に合わせた新たな道路の整備が進められ、議会での議論も活発であった。特に建設文教常任委員長のにいつま亮議員からは、道路整備の進捗に関わる注意の必要性が語られた。
さらに、今議会では市長からの追加予算案である第27号議案、令和3年度桶川市一般会計補正予算も報告なされ、こちらも可決された。
この補正予算は、コロナ禍における生活困窮者への支援金が盛り込まれている。
その中で、支給対象者の条件や申請方法等に対する質疑も行われ、納得のいく内容となった。
市長の挨拶では、ワクチン接種に関連する報告が行われ、適切な対応が求められたことが強調されるとともに、今後の施策の実施についても言及された。このように、議会での質疑応答や意見交換を経て、円滑な議会運営と市民への施策提供を目指す姿勢が示された。