令和4年12月に行われた桶川市議会第4回定例会では、様々な議案が討議され、特に新型コロナウイルス対策に関する報告が注目を集めた。本会議では、市長の小野克典市長が新型コロナウイルスの感染拡大防止策やワクチン接種の状況について詳しく説明した。特に、5歳から11歳へのワクチン接種の進捗状況については、市内での接種率が30%を超えたことを報告し、引き続き居住者への接種促進を図る考えを示した。
また、委員長報告において、前回の総務常任委員長、岡安政彦議員は、山形県米沢市への行政視察の結果を報告した。視察では、地域公共交通の現状や課題について学び、桶川市としての交通施策に活かせる点が多いと強調した。特に、乗合タクシーの導入についての取り組みを参考にする意義を語り、市民の移動手段確保に向けた施策の重要性が再確認された。
質疑では、国民健康保険税の引き上げ案についても議論され、佐藤洋議員からの質問に対し、市長は、公平な負担を求める立場から解決策を模索する必要があると述べた。市民からは、引き上げによる生活への影響が懸念され、慎重な物価高騰を考慮するような支援策の重要性が指摘された。
さらに、道の駅設計に関する詳細も報告され、参画者たちが市民にとって使いやすい施設となるよう調整していく姿勢が示された。参加者は、地域の特性を生かしつつ、より多くの市民が訪れる施設に成長させるための検討が続けられるとの期待感で締めくくられた。