桶川市は令和元年9月定例会にて、交通安全対策や平和事業の充実に向けた施策を検討し、関連する問題に対する取り組みを強調した。
交通安全対策に関する話題では、ゾーン30の新設が提案され、朝日小学校周辺を対象にした工事が進行していることが確認された。市民からの要望を踏まえ、交通量が多い道路での横断歩道白線の引き直し基準を改めて周知するため、今後の対応が必要であるとされている。特に、ブロック塀の安全対策として、緊急修繕や通学路における対応についても言及され、その徹底が求められている。
平和事業については、多くの団体の参加によって昨年度の平和へのメッセージが開催され、実行委員会は市民からの評価を参考に今後の内容充実を図る意向を示した。中学生に対してもピースキャラバンが実施される予定であり、平和教育の重要性が強調されている。さらに、市内の小中学校との連携を深める努力が進められるという。
学校における児童生徒数の推移も話題となり、将来的に減少が予想される中で、通学区の見直しや小中一貫教育についての検討が進められている。放課後児童クラブと放課後子供教室の連携も強化され、地域の子供たちにとって安定した居場所が提供されることを目指している。
また、桶川市の農業の現状に対する見解が示され、農業経営者の高齢化や経営の不安定さ、さらに新規就農者に向けた支援策が展開されている。今回の会議では、地域振興の観点から、道の駅を拠点にした集客及び民泊の推進など、新たな施策が提案された。