令和3年6月14日に行われた桶川市議会の一般質問で、佐藤洋議員がごみ処理問題に関する一連の質問を行いました。議員は、広域処理の方向性について明確にし、具体的な組合せの提案も求めました。特に、川島町と東松山市との勉強会が進行中であることを強調しつつ、鴻巣市と北本市の枠組みも考慮に入れるべきだと述べました。
また、桶川市が単独でのごみ処理に移行する場合の課題についても言及しました。焼却に代わる選択肢の可能性や、地域住民の意識の変化を促すために、市民参加によるごみ削減運動の重要性を訴えました。さらに、オリックス資源循環株式会社が導入するバイオガスの活用も提案し、桶川市が同様の取り組みを行うことで持続可能な社会の実現が期待できるとしました。
桶川市のごみ費用については、令和元年度の約4億6,600万円から令和2年度にはおよそ4億8,500万円に増加する見込みであり、安定したごみ処理を確保するために、早急な対応が求められています。全体として、佐藤議員は円滑なごみ処理体制を目指し、市民の協力を得るための計画を強く進める必要があると考えています。
これまでの提案に対して、執行部からは現段階の報告に留まったため、議員は市民との連携や意識の向上を図るための具体的な取り組みを求めました。桶川市全体での環境問題の認識を深めるため、また地域生活の質向上を促すためには、市民参加の価値が重要です。今後の方向性を見極める上で、効果的な市民活動への支援を強化していくべきです。