令和6年6月に開催された桶川市議会第2回定例会では、道の駅の開業に向けた施策が中心テーマとして取り扱われた。道の駅の整備状況やそれに付随するさまざまな取り組みが報告され、市民からの期待が高まっている。
まず、道の駅の工事進捗については、国整備エリアと市整備エリアを含む広範なエリアでの整備が着実に進んでいる。現在、トイレ棟や非常用発電設備の設置が進められ、来年1月の開業を目指している。また、生涯学習センター・農業センター周辺の外構工事も着手されており、周辺住民との調和が図られつつある。
次に、道の駅のエリア設定とそれに関する工事搬入経路も明らかにされ、工事が進むことでこれらの地域へのアクセス規制が設けられる。しかし、これに伴う通学路への影響が心配されており、通学路を利用する児童の安全対策が求められている。現時点での注意喚起や規制がどのように進められるかは、今後の重要な課題となる。
また、道の駅開業後の事業者の出荷者説明会において、市内外の事業者の参加があり、市内の着地点を見据えたマッチングが進められるとのことだ。今後は個別契約が進み、出荷者と事業者が施設を通じた密接な連携を深めることが期待されている。
さらに、かわまちづくり計画と荒川の堤防整備が進められており、これに関連する地域活動も重要視されている。こうした取り組みは、防災機能、災害対策、環境への配慮を通じて、地域の防災力を高めることが期待されている。