令和5年3月三郷市議会定例会が開催され、いじめや学校給食、給与支払い方法など多くの課題が議論されている。
いじめ問題に関して、教育長の大塚正樹氏は、児童・生徒の命を守ることを最優先にし、警察との連携が重要であると強調した。文部科学省からの通知を受け、学校側が迅速な対応を求められている。いじめの重大事態が発生した場合は、直ちに警察に相談することが必要であると述べた。また、いじめ問題に関して市長部局の創設が求められているが、市長は独立性や専門性を尊重する観点から慎重な姿勢を示した。
次に、学校給食については、発展する都市に伴い、経済的な負担軽減策が求められている。宇治由紀子議員は、成長期の健康に配慮した食材の導入や昆虫食についての議論を提起した。特に、学校給食において安価な加工食品が使用される現状に対して懸念を示し、トランス脂肪酸やその他の有害成分に対する具体的な対策が求められている。
給食におけるパンや代替となる準制服の導入についても話し合われた。役所は、地域の多様なニーズに対応するために、選択肢を増やす努力を続ける意向を示した。
さらに、給与のデジタルマネーによる支払いが解禁され、今後の導入に向けた準備が進められている。市は、市民の生活をより便利にするため、国や他市の動向を注視しつつ、慎重な対応を図りたいと述べた。
教育においては、電磁波やマスクの影響が懸念される中、子どもたちの健康を守るための教育が重要であるとされ、具体的な運用方法の見直しが求められる。
最後に、三郷市における出生数減少や死亡数増加の原因とその対応についても議論され、将来への望むべき施策や対策の必要性が確認された。市は、健康寿命延伸に向けた取り組みを強化し、出生支援の強化を図る必要がある。