令和5年6月15日、加須市にて第2回定例会が開催された。
この会議は加須市長の角田守良氏が招集し、議員25名が出席した。
議事には、今期定例会の会期が6月15日から6月30日までの16日間に決定されることが無事に承認された。
議題として最も注目されるのは、令和5年度一般会計補正予算(第3号)である。
この補正予算は約6億1,978万円の追加が盛り込まれ、総額は408億4,099万4,000円に上る見込みだ。
市は新型コロナウイルスワクチン接種に関連する経費や生活保護基準の見直しに応じたシステム改修費用も含まれると説明した。
また、角田市長は補正予算の中で、生活保護制度の改善や町の安全を守る住民支援への取り組みも提起した。
特に、衛生費においては新型コロナウイルスワクチン接種の経費を確保することが話の中で強調された。
市長は「春に始まったワクチン接種を順調に継続するとともに、秋からの接種も計画通り進める必要がある」と述べた。
続いて、加須市職員の手当について、特殊勤務手当に関する条例の改正案も上程された。この条例改正は新型コロナウイルス感染症の位置づけが変更されたことに伴い、職員に支給する手当の特例を廃止する内容なっている。
長年にわたり町に貢献を果たしてきた議員への感謝状や表彰も行われ、加須市の市政発展を支えてきた議員たちへの敬意が表明された。
市議会では、地方自治体としての責任を果たし、市民福祉の向上意思が求められていることが改めて認識された。
竹内政雄議員は「市民の安全を守り、希望の未来へ向かう街づくりに全力で取り組んでいく」と述べ、議会の責任を強調した。
次回定例会は今後、議案に対する質疑や委員会に付託する予定で、議員は引き続き地域の状況を見守る意向を示している。