令和2年9月25日、埼玉県川口市議会において、定例会が開催された。
議会では、監査結果報告や各常任委員会による議案の審査結果が報告され、17件の議案が一括採決され全て原案どおり可決された。
議案の中には、川口市一般会計補正予算や市道路線の廃止に関するものも含まれている。
市長の奥ノ木信夫氏は、令和元年度の一般会計及び各種特別会計の決算認定について説明した。
「慎重に御審議の上、認定を賜りますようお願い申し上げます」と述べ、細部にわたる説明を行った。
また、議案第118号については、教育委員の任命同意が得られ、質疑を経て同意がされることが決まった。
新型コロナウイルスに関連するさまざまな課題が提起される中、議員提案も含む意見書が提出され、特に保健所機能強化や水道施設の更新に関する国からの財政支援が求められた。
議員の野口宏明氏は「保健所機能強化の財政支援を求める意見書」を発表。
これに対し、「新型コロナウイルス感染症が世界規模で感染拡大する中、健康危機管理が求められている」と強調した。
さらに、「水道施設の更新及び耐震化に関する意見書」を提案した議員は、老朽化が進む水道施設についての新たな支援が不可欠であると訴えた。
一方、地方公務員法に基づく委員の選任同意においては、公平委員会委員の小森貴浩氏の選任も同意されるなど、議案の審議は順次進行。
最終的に全ての議案が可決され、市民に対する幅広い制度の充実を図る決意が表明された。
閉会の際、市長は「新型コロナウイルス感染症対策や環境対策、子育て支援など重要な課題について、今後の施策に活かしていく所存」と述べ、関係者への感謝の意を伝えた。
議長もその挨拶の中で、長期間の審議に対する謝意を表明し、議会が締めくくられた。