令和5年6月6日、川口市議会は定例会を開催した。
本会議の招集にあたり、松本進議長が出席議員42名の参加を確認した。
市長の奥ノ木信夫氏は、会期が6月6日から6月29日までの24日間であることを報告した。
議会の初日に市長は、気象災害への対応と市政の重点施策について強調した。
雲南の台風第2号と梅雨前線による大雨により、362ミリの最大雨量を観測。
人命に影響を及ぼすほどの被害はなかったものの、床上浸水が8件、床下浸水が14件発生した。
この対策として、迅速な避難所開設や高齢者への避難指示が行われたことが報告された。
また市長は、今後の水災害に備えるための治水対策の強化を確約した。過去の教訓を踏まえ、治水体制を整備していく意向を示す。
市の取り組みが評価され、川口市は「住みやすい街」として認知されている。
議事進行はその後、提出された各議案の説明に進んだ。
市長提出の議案は、物価高騰対策やキャッシュレス決済を通じた地域経済活性化を目的としたものである。
提案された補正予算案は、物価高騰対策として21億6036万3000円の追加が求められている。
市内の経済団体と連携し、消費を下支えする具体的な施策が説明された。
議案への説明は副市長の清水竹敏氏が行い、特に補正予算について詳細を報告した。
過去の教訓を活かして、生活者や事業者への支援が準備されていることが強調された。
全体の議事進行は滞りなく進み、次回の本会議は6月15日に予定されている。
議員たちが引き続き市民の期待に応える活動を行うとの意識で議事が進行している。