令和3年3月8日、川口市議会の定例会が開かれ、いくつかの重要な市政に関する質問が取り上げられた。特に新型コロナウイルスによる影響とそれに伴う財政問題が大きな焦点となった。
新型コロナウイルス感染症の影響について、川口新風会を代表し、碇 康雄議員が質問した。特に令和3年度予算への新型コロナウイルス感染症の影響が問われた。早川 英雄企画財政部長は、当初予算の総額が2,096億4,000万円、前年度比で0.8%の増となっていることを報告した。また、ワクチン接種事業に関連する経費として約54億円が計上されていることも明らかにした。
さらに、碇議員は納税の問題にも触れ新型コロナによって困難な状況にある市民への配慮についても説明を求めた。奥井 竹志理財部長は、令和2年4月から創設された納税猶予制度の活用状況について報告した。これにより994件の申請があったと説明し、今後も納税の困難な方々に情報提供を行うとした。
また、新型コロナウイルスのワクチン接種に関して、実施計画や予約体制が整えられていることが報告された。接種券が市民に届く時期についても説明があり、混乱なく進めるよう尽力を誓った。