川口市議会は、令和5年9月13日(水曜日)に定例会を開催し、42名の議員が出席した。
本議会では、市長が提出した17件の議案に対する質疑が行われる中、特に防災や地域公共交通、都市基盤整備など重要なテーマが取り上げられた。
まず、自由民主党の吉田英司議員は、「更なる都市基盤整備の推進について」質問し、近年頻発する自然災害を引き合いに出しながら、都市基盤整備の必要性を強調した。加えて、吉田議員は、埴輪地内の治水対策や下水道整備について具体的な進捗状況を市長に尋ねた。これに対し、奥ノ木信夫市長は、地域の状況を考慮し、具体的な治水策が進行中と説明した。
次に、吉田議員は、「地域公共交通のあり方について」質問し、運転手不足による公共交通への影響や、コミュニティバスについての意見を求めた。市長は、バス事業者との連携を強化しながら運行計画の見直しに努めると答えた。
さらに、旧そごう川口店の利用法についても触れ、「川口駅東口の重要な施設として民間との連携を進める必要がある」と述べた。
また、待機児童問題や子ども医療費助成制度の拡充を求める声が強まる中、吉田議員は市長に、子ども医療費の助成対象年齢の引き上げを要望した。市長は、この件について前向きな検討を進める意向を示した。
議会では、コミュニティ活動や防災意識の向上を図るために「防犯パトロールの強化」「土砂災害対策」などが提案され、これらの対策の必要性も再認識された。
最後に、全体のまとめとして、議長は出席者に感謝し、次の会議日程を告知、本日にて閉会した。今後、市は進捗を市民に分かりやすく報告し、透明性のある運営を心がけるとのことである。