川口市議会は令和4年6月27日に第2回定例会を開催した。
全42名の議員が出席し、議案の審査や報告が行われた。
本日は監査結果や各常任委員会からの審査報告も行われ、様々な議案が可決された。
議案の中でも特に注目されたのは、議案第49号「令和4年度川口市一般会計補正予算」である。
青山聖子議員(総務常任委員長)は、歳出に関する詳細を報告。
具体的には、川口総合文化センター・リリアの大規模改修に向けたバリアフリー化や、安全対策工事予算の内容が挙げられた。
この改修工事によって、より多くの市民に利用される文化施設へと生まれ変わることが期待されている。
また、福祉保健常任委員長の関由紀夫議員も報告を行い、住民税非課税世帯への臨時特別支援事業について強調した。
対象世帯に対する給付金15億円が計上されており、迅速かつ正確な給付を求める発言があった。
この支援策は市民生活を直接支援する重要な施策と位置づけられている。
会議の重要なアジェンダであった議案第80号および第81号では、人権擁護委員の候補者の推薦が行われ、両案は同意をもって可決された。
市長の奥ノ木信夫市長は、候補者の経歴や資質について説明し、その人物が市民の信頼に応える適任者であると述べた。
市長はまた、「今後の市政運営において、重要な意見や提言を活かしていく」との考えを示した。
さらに、戸田ボートレース企業団議会議員の選挙についても審議が行われ、議場で異議なく進行した。
各常任委員会付託議案の審査も滞りなく行われ、議案第49号から第79号、さらには議案第82号に至る33件が原案どおり可決された。
最終的には、川口市議会運営委員会の委員長選出結果が報告され、新しい委員長が決定された。
6月27日に行われたこの定例会は、市民暮らしの向上を目指す重要な施策が数多く進められ、閉会の際には市長より運営への感謝が述べられた。
市長は現在の物価高騰への対応や市民の健康を守るための施策についても言及し、今後の取り組みに期待が寄せられる。