令和3年3月9日、川口市議会は定例会を開催し、市長提出の議案に対する質疑が行われた。
新型コロナウイルス感染症への対応では、医療機関への新たな支援が必要とされており、慰労金や手当の支給が検討されている。その具体的な提案に対し、医療機関の持続的な診療体制の維持が重要であると強調された。
江袋正敬議員が提案したおくやみハンドブックの作成と配布に関する質疑では、遺族の負担軽減が必要との意見が寄せられた。市長もこの提案の必要性を認め、導入に向けた取り組みを進めることが確認された。
また、災害対策として、非常用発電機の配布や緊急通報システムの普及促進が求められた。特に高齢者支援の観点から、発作等を抱える方々のための施策が必要であると指摘された。
さらに、ヤングケアラーへの支援が議論され、実態把握と相談窓口の設置が求められた。市長は、学校との連携強化を進めると述べ、さらなる支援体制の構築に期待が寄せられた。
教育長は、川口市立高等学校における部活動の実績を報告し、アリーナ棟などの新施設を活用した教育活動の進展について説明した。新たな施策として、地域貢献や生徒の進路目標に関する具体的な計画も示された。
最後に、美術館の設置計画については、地域の活性化につながる施設となることが期待されており、市民との交流も重視されるとのこと。母子・父子家庭への支援も継続される中、地域のニーズを踏まえた施策を進める意志が確認された。