令和元年第2回川口市議会臨時会が5月17日に開催された。議長と副議長の選挙が行われ、前原博孝議員が議長に、芝崎正太議員が副議長に選任された。議場には全議員42名が出席し、会議はスムーズに進行した。
市長の奥ノ木信夫氏は、開会のあいさつで新議員の当選を祝福し、市が推進するさまざまな行政施策について報告した。特に、市保健所の設立や、包装資材の見直しなど、環境問題への対応に力を入れているとした。
続いて、議長と副議長の選挙では、前原議員が31票を獲得し当選した。選挙後に前原議員は、議長として市民の期待に応える議会運営を目指すと意気込みを語った。副議長に選ばれた芝崎議員も、自らの経験を活かし公平で開かれた議会運営を行うと約束した。
今回の臨時会では、専決処分の承認議案が一括で上程され、議案第116号から121号までの6件が可決された。審議では特に、プレミアム付商品券事業が市内経済の活性化に寄与するとの有識者の意見が上がった。福田洋子議員によると、増税による市の経済への影響が懸念される中で、この事業の必要性について議論が行われた。この事業は、低所得者や子育て世帯を対象にしており、市民からの期待も大きい。
また、監査委員の選任同意議案では、江袋正敬議員と杉本佳代議員がそれぞれ同意された。市長はこの選任によって、監査機能の強化が期待されると述べた。
最後に、戸田競艇企業団議会議員の選挙も行われ、全員が無事に議員として選出された。今回の臨時会を通じて、新たな体制のもと、市が抱える課題に対処する姿勢が確認された。議会終了後、奥ノ木市長は発言を求め、「健全な市政運営に向けて全力で取り組む」と結び、議会の賑わいを象徴するかのような拍手が巻き起こった。