令和3年12月定例会が埼玉県川口市議会で開催された。議事では市長提出の議案に対する質疑が行われ、その内容は市民生活に直接影響を与える重要なものであった。
特に注目を集めたのは、グリーンセンターの改修を含む周辺整備についての質疑である。塩田和久議員は、施設周辺の渋滞対策やPR方法について質問し、市長の奥ノ木信夫氏はPR活動の重要性について言及した。「新たに設置する案内看板などを通じて、より多くの人にグリーンセンターの魅力を伝えていきたい」と述べ、多様な広報媒体を活用する意向を示した。
また、流水プールの廃止に関する問題にも言及された。複数の議員から、代替プールの必要性や、さらなる市民のニーズに応じた施設の整備が求められた。これに対し、奥ノ木市長は、「流水プールは老朽化のため廃止となるが、新たな水と触れ合える施設を計画する」と強調し、児童にとっての遊び場確保の重要性を訴えた。
さらに市長は、令和4年度中に新たな屋内水泳場の整備を目指すことも明らかにし、地域間のスポーツ施設の充実を図る方針を示した。これに対し、塩田議員は地元市民の期待する声を受けて、議会は今後も地域スポーツの振興に関心を寄せ続けるべきと訴えた。
議会では、企業内保育の推進についても話題が上がり、企業と保育所間の連携強化が必要であるとされ、新たな子育て支援策として検討が進められることが期待されている。