令和２年６月の川口市議会定例会が、本日開会された。会期は、令和２年６月３日から６月１９日までの１７日間である。
議会は、開会に先立ち、議長である柳田力議員が新型コロナウイルス感染症の影響に触れ、市民への感謝と哀悼の意を表した。また、議会は感染拡大防止のため、間隔を空けての着席や出席者の調整を行うなどの配慮がなされている。
会議で最初に議題に上ったのは、招集の日程や出席議員の確認である。出席議員は全ての42名が申請しており、欠席者はなかった。議会は成立しており、柳田議長は本定例会の開会を宣告した。
続いて、会期の決定が行われ、本定例会の会期が17日間であることが全会一致で可決された。さらに、議席変更に関する議題も討議され、議席の一部変更案が承認された。本定例会により、新庁舎への移転に伴う議席配置の変更が確認された。
重要な報告事項として、専決処分に関する報告も行われた。特に新型コロナウイルス感染症に関連する専決処分が多数あり、地方自治法に基づく報告が複数提起された。
市長提出議案に関しては、案件の一部が一括で上程された。その中には、令和２年度川口市一般会計補正予算や後期高齢者医療事業特別会計補正予算などが含まれ、経済活動への配慮も見受けられる。
奥ノ木信夫市長は、市民や医療関係者に対する感謝を示しつつ、新型コロナウイルス対策を引き続き行う意志を示した。市長は特に、経済活動と感染拡大の防止の両立が重要であると強調した。
この後、議案説明が始まる予定であり、今後の市政運営に重要な影響を与える議題について、各議員からの質疑も期待される。