川口市議会の令和5年9月定例会では、市長提出の議案や教育問題が中心に議論された。
特に、性教育に関しては、今田真美議員が国際基準に合った性教育実施の必要性を訴えた。彼女は、「日本の性教育は国際的な基準から遅れている。特に高校まで義務教育に含めるべき」と強調した。
また、学校図書館への新聞配備については、青少年の新聞の接触を奨励し、情報リテラシーの向上を目指す重要性が議論された。今田議員は、「川口市では児童生徒の学力向上に新聞が役立つ」と指摘し、具体的な導入方法について提案した。
さらに、放課後児童クラブに関連し、長期休業時の運営時間についても意見が寄せられた。中川猛学校教育部長は、「保護者の負担を減らすために、運営時間の見直しを計画している」と述べ、利用者のニーズに応える姿勢を示した。
学校給食の栄養問題についても共通の関心事で、栄養価の高い献立を提案し、アレルギー対応の強化が求められた。今田議員は、「加えて、牛乳以外の選択肢を増やすことが求められる」として改善策を講じるよう要望した。
加えて、環境や健康問題において香害の影響も指摘されている。今田議員は、「香害に苦しむ人のために、周知啓発活動をもっと進める必要がある」と述べた。
最後に、今田議員は保育料の完全無償化についても言及し、現在の負担軽減策を評価しつつ、更なる支援の可能性を問うなど、具体的な声を上げた。これらの議論は、今後の政策に影響を与える重要なものであったと考えられる。