令和3年第3回市議会定例会が9月6日に開かれた。
今回の会議では、重要な議題が多数議論された。特に、令和3年度一般会計補正予算の議案第96号や、川口市教育委員会の外部評価報告書が注目を集めた。
また、専決処分に関する複数の報告も行われ、議員たちの質問が相次いだ。これに対し、川口市長の佐藤健司氏は、事故や損傷について適切な対処を講じたと説明した。さらに、令和2年度決算に基づく各種報告も発表され、透明性の確保が強調された。
議題では、議案第105号の条例改正についても議論が行われた。この条例は、移動等を円滑にするための基準に関するもので、議員からは利便性向上を期待する声が上がった。川口市議会の鈴木裕之議員は「市民の声を大切にし、より良い街づくりを目指していきたい」と述べている。
さらに、議案第120号に関する質疑応答があり、項目ごとの具体的な説明が求められた。市議会からは透明性を重視し、納税者への説明責任を果たすよう意見が寄せられた。その結果、より詳細で分かりやすい報告を行うことが合意された。
また、令和3年度の新たな個人情報保護条例に関する議案も提案された。個人情報の取り扱いについては、厳密な管理が必要とされ、川口市の情報管理体制の強化が求められた。田中美紀氏は「プライバシーを守るために改正が必要」と発言し、賛同を得た。
定例会の終了後、各議案の採決が行われ、多くの議案が承認された。市議会は今後も市民に寄り添った政策を進める方針を表明し、信頼回復に努める旨を強調した。